終末を待つだけの雑記

永久に青春を感じる中年がお届けします

この世界では男の娘はヒロインになれない

最近両膝が痛くて明け方悶えているのですが、多分普段立たないのに先週の半分ずっと立っていたことが原因ではないかと思う
こんにちわ僕です

皆さんは男の娘キャラクターについてどういう印象を持っているでしょうか?
ぼくは自身のパーソナリティもあり結構共感したりしながら可愛いなと読んでいますhttps://www.youtube.com/watch?v=ZmBj1YLaKTU
キャラクターそれぞれに個性があり、特にラブコメやハーレム物でのコミックス、ライトノベルではなかなか掘り下げられることがないなぁと思った
最初から設計としてヒロインとして据えられている際にはそこに焦点が当たるけれども、どうしても解像度が下がるが人気投票には上位にいるということが起きる不思議がある
もっとよく書いてほしいなぁとは思うのだけれども様々な制約によるものだろうか

自分の中であまり更新されていないのだけれども、一旦ヒロインとして成功した上に漫画としても好きなものを以下にあげるので、興味のある人は読んでみると良いのではないだろうか

 

ボクガールに関してはTSなので違うかもしれないというのと、あまちんも藍川絆ちゃんに関しても性別が不明であったりする
なので実はヒロインが男の娘であるという確定情報でちゃんとラブコメ進行して鬱展開にならず完結した作品を僕は知らないかもしれない

ここに言及するつもりはなかったのだけれども、そもそも表現として現代では『可愛い格好をしたい』とか『可愛い服を来て可愛いと評価されたい』という欲求について理解がない
どういうことかというと性的自認と実際の性別について倒錯がない、LGBTQというような区分けされる必要もないストレートな男性である
ビジュアル系と呼ばれる人たちが髪を伸ばして化粧をして中性的な見た目に寄せるように、可愛い服を期待から来ている男の子や女の子に見えてしまい誤解を生むキャラクターなどがヒロインにならないのは本来的な意味では正しいのかもしれない
そういうものは二次創作で好きにやればいいよというのはたしかにそうかもなぁという気持ちもある
性別は男だと言い張っているし実際に多分そうなのだろうあまちんについては『かわいい格好をした自分が好きという男の子』という視点で見ると成功しているようにも思えるが、ちゃんと読み直す必要はあるが多分曖昧なんじゃないかと思っている

男の娘についていくつか具体的な例を出してみたいと思う
・可愛い服を着るのが好き
・可愛いと周りから評価されている
・環境上女装を強要されている
・女性になりたいという自認がある
・男が好きで可愛い自分になることで欲求を果たしている

大きくは多分上記の5つぐらいのパターンだと思う
下2つは色々文献があると思うので上3つについて具体的な作品を出していこう
間違っている点があればコメントで指摘してほしい

 

【可愛い服を着るのが好き】

・爾乃美家累(ガッチャマンクラウズ

dic.pixiv.netヒロインではないがストーリー上重要な役割を持っているので挙げさせてもらったが、とにかく思いつくキャラクターがいなくて困った
そしてラブコメでもなければ、SFメカアニメというのがなんとも言えない
性的自認がどっちにあるのかわからないが、作中ではそこは割とどうでもいいものだという感じだったように思う

【可愛いと周りから評価されている】

戸塚彩加(やはり俺の青春んラブコメは間違っている)
・木下秀吉(バカとテストと召喚獣
・漆原るか(STEINS;GATE


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など多くの男の娘キャラとして設定されているのがこのポジションな気がする
この層は作中で色々な扱われ方をしているのでこれというのはないが思春期特有の謎の性別について神聖化するという当人の思考を無視したプロセスにより、このポジションを獲得しているというのが特徴だろう
特に木下秀吉は、明確に性別が木下秀吉であり、風呂のシーンなどでは男女どちらからも気を使われて銭湯に男女・木下秀吉というお風呂があるくらいである
こういったいじりをされたりすることで物語の進行ではなく、暗くさせずぎないキャラクターとして扱われることが多いように思う
戸塚なんかも後半は殆ど物語に登場しないが、八幡の妄想の中で出てくることと、実際に登場するときに材木座とセットだったりすることから、物語を深刻にさせすぎないための緩衝材としていい感じに使われているように思う
るか子に関してはなんとも言えないが多分ここなんじゃないかと思っている
巫女の格好をしていたり、虚弱であったりするが、アニメ及びノベライズだけではるか子については多分ここだろうなという認識になってしまう

【環境上女装を強要されている】

・祇堂鞠也(まりあ†ほりっく
・星埜ダルク(龍ヶ嬢七々々の埋蔵金


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このタイプはそもそも女装趣味が自分の意識でないことが多いように感じるが、これも随分考えて二人を上げた
まりやはまりあ†ほりっくの主人公であり、登場当初から視聴者に対しては隠していない
逆に言うと、作中では自身の性別が明らかになると困る事情を抱えている
星埜ダルクに関しては作者の趣味なのだろう、無慈悲に描かれる美少女メイドとして可愛そうなキャラクターとして描かれているが、このタイプは主人公以外であればどちらかというと可哀想な目に合わされる悲運な登場人物として扱われるような気がする

閑話休題

みなさんはぼくのマリーを知っているだろうか?
このブログではちょくちょく出てくるのだけれども、多分実際に手に取った方はいないだろう
僕もたくさん出しておいて、手元には本がない
(今調べたらkindleUnlimitedなら無料で全巻読める)

 

この話のヒロインはアンドロイドであり、生物ですら無い
これの掲載時期は1994-1997で、エヴァンゲリオンと最終巻あたりが重なっている
さいしゅうかんに出てくる『そら』というイケメンがいるのだけれども、彼はタンパク質の塊であり、宇宙人だ

此処から先は完全なネタバレななのでこれから読むぞって人はブラウザバックしてほしい


作中色々なことがあり、正ヒロインが自分で作ったマリーというアンドロイドになるのだが、やはりそこには大きな壁があり一度はマリーが死んでしまう
マリーに生を与える役割としてそらが自分の力を加えることで、アンドロイドではなく人として再生する
そらを読んだときにほとんどカオルくんだなと思ったが、今考えると結構ポジションが違う
白髪の美形というところが重なっただけかもしれない

 

男の娘エントリの中になぜぼくマリを入れたのかというと、アンドロイドもまた正ヒロインとして丁重に扱われることが少ないからだ
(同じ理由であればちせがかわいいので最終兵器彼女を挙げてもよかったがちょっと時代が新しいのとぼくのマリーを自分が好きだからである)
結局のところ物語の中で重要なポジションを担っていても、すべてのその後では扱いにくいキャラクターとして放置されがちである
ぼくのマリーを評価しているのは、アンドロイドのヒロインから作者が逃げなかったからだ
これはすべての作品を貶めたくて言っているわけではなく、一部の『ヒロイン足り得ない』ことを理由に描くことに限界を感じ書くのをやめてしまう作品が多いイメージがあり、それについて少し悲しいなと思っている
ではどう考えても無理じゃんハッピーエンド、という作品もあるので全部をそうしようとは言えないのだけれども、途中で身を引いたり気持ちを引き離したりして革新から遠ざけようという作品が多く、それこそ都合よく消費される男の娘キャラクターに『可愛いと周りから評価されている』キャラクターが多いのはそこもあるだろう
そういういみではぼくのマリーや最終兵器彼女なんかの最終話への落とし込みは相当強引であり、読者からの評価が分かれるのはわかる
本筋ではないから核心を探る必要もない、しかし1ファンとしてはちゃんと描ききってほしいなという気持ちはある

少し寒くなってきてそろそろ冬の支度をする必要が出てくる時期
秋の夜長に気になった本を読んでみてみるのはいかがでしょう?
古い作品で無料だったりブックオフで買えたりやサブスクで見れるアニメなどもありますので、参考にいただければ幸いです