終末を待つだけの雑記

永久に青春を感じる中年がお届けします

2015-12-01から1ヶ月間の記事一覧

少しずつ変化する

大晦日です。 年越しを前にここ数日間の忘年会のダメージの蓄積にやられそうになっているわけですが、4日から仕事なのでしっかりと養生しようとおもっていますよ?(三ヶ日) 渋谷で二度目の年越しなのです。2016年も1月1日の夜の渋谷を見てきたいと考えてい…

【プロット-最終日】Fin.

アドヴェントカレンダー最後の日になりました。 24の物語のあらすじや書き始め、プロットやシノプシスを綴ってみたが、想像した以上に大変だった。もっと前準備をしておけばよかったと思ったが、思いついたのが11/28ぐらいだったので、今回はしかたのないこ…

【プロット-24】ほんのすこしの時間

クリスマス・イブ 静かにキスをして、胸に手を当てると、トクントクンという、心臓の音が聞こえた。体温まではまだまだ遠いのだけれども、僕はその音を聞いて安心する。けれども彼女は僕のことを少しだけ見て、本来あるべき場所に帰ろうとしている。僕がその…

【プロット-23】死を巡る冒険

23日め すきでもない女の子と寝るのはそんなに得意じゃないのだけれども、職業柄そういうこともある。その日はとても地味な女の子でとても無口だった。僕が必死に会話をしようとしても、随分と気の無い返事をして、それから、ホテルに入ってからも物音ひとつ…

【プロット-22】小さな世界の小さな嘘

22日目。 世界を変えていくことは、そんな難しいことではない、と、思っている。世界の定義は難しいが、個人を思い浮かべると、その人に気付きがあるだけで、世界は変わるんじゃないかと考えていた。人の考え方を変えるなんて、そんな奢ったことを思うことは…

【プロット-21】待ち人は来た

21日め スカッと晴れた日曜の午後、暖冬だとは言われていたが、やはり冬はさむい。モヤイ像の前で待っているのは、人人人。ぼくは来ることもないであろう人を待って、タバコに火をつけた。いつも物語は唐突に始まる。今までがそうだったように、これからも。…

ミドルウェアとしてみたFlash

アーティストとゲームプログラマーにおけるアニメーションミドルウェアの取り扱いについて。 おそらく殆どの読者の方には関係ないことだろうが、現在僕はゲームスタジオに勤務していて、アニメーション業務に携わっているのだが、その上で使用するミドルウェ…

【プロット-20】気付けなかった助けて

にじゅうにちめ!!! 部屋を片付けていると出てきた、古い恋人からの封書。喧嘩別れした彼女からの最後のてがみで、中身を読み返すと、甘酸っぱくてほろ苦い内容だった。何度か読み返して手紙を置いた。コーヒーを豆から挽いて、熱々のマグカップを机に置く…

【プロット-19】秘められたはなまる金曜日

19日目!!!うぉぉぉぉぉ! はなまる金曜日という言葉が滅んでから、もう一度はなまる金曜日が復活する日が来るなんてこと誰が想像しただろう。言葉とは滅びては復活する魔法のようなものなのかもしれない。言葉そのものが言霊と言われ、魔法じゃないけれど…

【プロット-18】久しぶりの純愛

18にちめ 営業日は今日を含めてあと5日!!! 初めてのキスは、他のキスと随分と違っている。そう思ったのは30を過ぎて、恋人をこっぴどく降ったあと、酒を飲みながらぼんやりしている時だった。一つ年上の先輩の結婚式で、初めてのキスの人にあったが、一言…

【プロット-17】 失われた文明

クリスマスまであと10日かー。。。。 29日に渋谷某所でオフ会しますよ。 人間ではない人間かもしれなかった可能性を過去に駆逐したかもしれない可能性について。人類は現代までに様々な個体を絶滅させてきたが、文明という観点から見ると、本当に出土してい…

【プロット-16】 忘我と復讐

16日目 そらがないているようだ、と彼は言った。そうして傘をさすと、雨が降った。彼女はずぶ濡れになり、雨に泣いた。二人にはまだ生まれていない子どもがいた。だが、残酷な運命は彼らから大切なものを丸ごと奪っていった。二人にはもう子供を作ることはで…

【プロット-15】 星の降る夜に

15にちめ 恐ろしく美しく透き通った空の向こうで行われる流星のシャワーを背に、二人は抱きしめあった。まだ幼い二人だったが、世界にはもう多くのひとはおらず、様々な文明というものが終わってしまった世界だった。道具というものがことごとく無くなって行…

【プロット-14】  軽率さについて

マジで、ストックが無くなった。どうしよう明日から。 全て無くしてしまった後に愛情は残るのだろうか。灰となって塵となってしまったひとに対してどんなことを慮ればよいのだろう。最愛のひとの墓石の前で毎週末泣く主人公は、隣の未亡人とふとしたきっかけ…

【プロット-13】 物憂げで淡白な恋

おりかえし!!! 窓際の物憂げに見える少女は、いつもため息をついていて、僕にはそこに世界の終わりがあるんじゃないかと思っていた。空っぽのはずの机の仲に手を入れると、一通の封筒。放課後屋上に来て、という一言。僕は言われるがままに夕焼けに満たさ…

【プロット-12】 未来との接続

12日目のこと 車掌の声が遠い。意識が遠くなっている。耳が聞こえなくなってきている。死が近い。主人公は通勤の朝に目を閉じてしまう。目を閉じて、次に目がさめる時には一駅乗り過ごしていたりして、と考えていたら、目を開けると全く知っているものと別の…

【プロット-11】 暴かれた嘘

はなまるきんようび、よていなし。 同級生の窓際の女の子が気になって仕方がない主人公だが、なかなか話す機会を見つけられずに困っている。見かねた親友が、あれでもないこれでもないとアドヴァイスをしてくれて、挨拶ぐらいは交わせるようになる。しかしと…

【プロット-10】 ファティマティック・バラエティー

とうかめ 精神をチップ状にしてカートリッジに収めることが可能になった世界。首の根元にドライブの読み取り装置をつけ、様々なものをダイレクトに脳に送り込めるようになった。バックアップ、それから演算補助装置としても用いることができる。人の精神や魂…

【プロット-9】 この星の再来

一桁を今日で卒業! 宇宙の彼方に投げ出された、不老不死の死なない生物は、無事すごいスピードで、自分の宇宙とは違う星へとたどり着く。死なない生物が始めたのは、永遠と思える時間をかけてさまよった宇宙で考えた、自分の死ねる環境の作成だった。死なな…

タイトルを入れ忘れていた -近況報告

プロットではなく最近の自分の近況なのだけれども、少し書きたいと思う。アドヴェントカレンダーは、これを作成して、自分で使っている。今年のアドヴェントカレンダー参加は自分が作成したもの一つだ。 前の会社をやめてから、すぐにフリーランスになって現…

【プロット-8】 デストロイ・デッドドリーム

はちにちめ 目がさめると、全裸で首のない死体が部屋の隅に転がっていた。恐ろしくなってリビングに行っても、刺殺された老人の死体。電話を取ろり、警察を呼ぼうと外に出ると阿鼻叫喚の惨状があり、殺すもの、殺されるもので溢れていた。誰が殺人者で誰が被…

【プロット-7】 世界を変える短刀

やっと一週間 真っ直ぐすぎるほどに直線的なおもちゃのような短めの短刀は、世界の理を変えると聞かされていた。その他んとうについて書かれた書物はシリーズで世界でたった一冊のみ。誰もが嘲笑し、そんなものは存在しないと言っていたが、ふとしたきっかけ…

【プロット-6】 ノイズ・プロローグ・トランザクション

むいかめ? 砂嵐は何を意図していたのだろうか。電波の切れ目に入るノイズは砂嵐になって僕たちを混乱させた。今はじっとデジタル放送の放送の切れ目にある真っ暗な画面の前に座っている。ブラウン管というものがどういった仕組みなのかわかっていないからな…

【プロット-5】 運ぶ人

いつかめ 街路樹の紅葉を見て、季節の移り変わりを感じる人もいるだろう。友人はその街路樹を埋めて立てる仕事をしている人だった。遠くから運んでくる銀杏や桜や、その他諸々の樹々は彼らによって運ばれていた。苗木ではない。ある程度の大きな木になったも…

【プロット-4】 突然の来訪者

4日目だよー。 正しいことを探す、主人公は曲がったことが大嫌いだが、自分が生きていることについて、それが果たして正しいことなのかと悩む日々が続く。答えのない毎日に次第に人との距離を保つようになる主人公だったが、大学から家に帰ってくると家に美…

【プロット-3】 下校の時間

3日目 校舎の屋上から飛び降り自殺があった。目立つ人ではなかったし、誰もがその出来事を忘れようとしていた時、ヒロインが後輩から呼び出される。死んでしまった生徒の恋人らしいことを聞かされて、なんで私が、と思うヒロインだったが、生前の彼は、ヒロ…

【プロット-2】 幼馴染との距離感

二日目 主人公とヒロインは幼馴染。結婚の約束を小さい頃にしたことから、ふたりともとそういう風にして二人で一緒になるのだと自然に考えていた。しかしある日、主人公はクラス1の美少女と噂される女の子から、ヒロインはサッカー部のエースから同じ日に告…

【プロット-1】写真機回顧

今日からアドベントカレンダーということで、小説のプロットを、書いていこうと思います。 第一日目!! 趣味で写真を撮っていた高校生の俊介は、同級生の佳奈から、モデルにしてよ、と誘いを受ける。佳奈は自由奔放天真爛漫といった少女だったが、素行不良…