終末を待つだけの雑記

永久に青春を感じる中年がお届けします

【プロット-7】 世界を変える短刀

やっと一週間

 

真っ直ぐすぎるほどに直線的なおもちゃのような短めの短刀は、世界の理を変えると聞かされていた。その他んとうについて書かれた書物はシリーズで世界でたった一冊のみ。誰もが嘲笑し、そんなものは存在しないと言っていたが、ふとしたきっかけで僕はそれが実物であることを知ってしまう。それは本当に真っ直ぐで、自分の体に溶け込むようにしっくりとした手触りだった。しかしその短刀を体にしまいこんでしまうことで僕は世界の陰から追われることになってしまう。世界に辟易していた僕と、辟易した世界が危機を察知した社会との対立を描いていく。