終末を待つだけの雑記

永久に青春を感じる中年がお届けします

鍵をたくさん持ち歩いた人生だった

家を出る際に雨だと思って傘を持ってでかけた。目的地では少しだけ晴れ間が見えていた。
こんばんわ僕です。

今日は冬至ということで一番日が短いとされているため夜が長いです。

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昨日眠れずに今朝までずっと意識のある状態が続いていました。
不眠を確実に受け取ったのがこの症状で、大学生の時だったでしょうか。
なんとかだましだまし生きてきたつもりですが、こう言う症状というのはほとんどがストレスに由来するものであり、おそらく治すことは困難なのでしょう。
外からはねているようにみえるのにはっきりと表層の意識はずっと持ち続けている。
思い切り体をつかされせても、酩酊になるまで酒を飲み続けても、この状態から脱することはなかなかに難しく、数日間の疲労と何らかによるストレスの開放しかすっかり眠ってしまうことは困難なのです。

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ゆずのお風呂に入るためにこの後荷物が届いたらスーパーに買物に行こうと思っています。

いまキーホルダーについている鍵は3つです。
一本はいえ、一本は事務所、もう一本は実家です。
思い返せば最初から僕は多くの鍵を持ち歩いていました。
最初は小学校高学年のとき、玄関と勝手口そして自転車の鍵の三盆から始まり、高校では部室の鍵が加わわり、上京時では実家の2本の鍵の他に下宿の鍵、大学時代には車のキーが増え、そしてバイト先ではお使いクエストのように鍵を受け取っては返していました。
1本の鍵だけの生活をほとんどしたことのない僕はついに来年今の家の鍵一本になることでいろいろなものから解き放たれようとしています。

解き放たれるとは書きましたがすごく心配です。
鍵をたくさん持っていることがアイデンティだったような気がしていたからです。
『君にはそんなに鍵は必要ない、そんなに責任を負えるようにできてないんだよ』
そう言われているようなきがするんです。
社会から『君はもういらないよ』と言われることが鍵が減っていくことのように錯覚してしまうのです。
自由を求めているはずが、束縛によって自分であり続けるための自由であるという、自分で作った牢獄にいる気分です。

小学校のとき、鍵を持っていませんでした。
朝起きて朝ごはんを食べ、しまっていないランドセルを背負って事務所の鍵を開けて誰もいない事務所に行ってきますをする。
向かいの同級生の女の子の玄関を叩いて、一緒に登校していました。
今では考えられないけれどもそれは完全な私有地の道路で、その先には踏切のない単線の線路がありました。
今その線は高架しています。
基本そんなに通らない電車の踏切がならないときはノールックでそれをわたり、舗装された道に出ると、小学校に向けて長い冒険が始まりました。

今ではではぼんやりと歩けばすぐについてしまう距離ですが、とにかく当時はその通学路が長くて嫌でした。
一緒に隣を歩く子はなにを考えていなのでしょうか。
もう10年以上前にその子の家は改装され、新しくなっていました。
僕はといえば開け締めをした事務所の扉は事務所ごとなくなり、次はまだ痕跡のある実家を更地にします。
感傷的にはなりますが、そうして一本鍵を失うのです。

最近これではいけないと思い、一旦ちゃんとした食い扶持を探さなければならないと考え、各所に連絡をして面談をしていただいています。
面白く話せることもあれば、そうでないこともありますが、ことごとくお見送りを頂きます。
新卒で就活をまともにしなかかったため、新卒でのお祈り地獄は経験していませんでしたが、今がそうなっているのでこの辛い経験についてはなんとも形容しがたいものがあります。
仕事は一生懸命しているはずなんですけどから回ってしまうし『本当に神様がいるのだろうか』と思うこともあります。
でもまぁ別に自分の人生なので、自分が困るだけであり、最悪母親が生きているうちに自分に何も無ければそれでいいと思っています。
諦めているわけではなく。

髪を切りながら美容師さんと恋愛観についての話をしていました。
『寂しさを感じるならTinderとかマッチングアプリやればいいんですよ』といってくださいましたが、そもそもマッチしないしなと。
『そうやってできないことに決めてしまうとできないですよ』という至極まっとうなご意見をいただきました。
やれるときにやることをやってみることが大事。それは自分も同じことを思っていましたからブーメランです。

斉藤さんと話をしているときに僕の方からポロッと『長く付き合った人とか、ふとした瞬間にレスになったりするじゃん?あれって、ふとした時にそういうことしたいなって思ったりするんだけど、なんか気恥ずかしくてレスのまんまになっちゃってそのうち疎遠になるんだよね』という話をしました。
こう言うことって別に珍しいい話じゃないと思うだんけどみんなどうやって乗り越えてるんだろ?って。ぼくはその後で『なんか童貞に戻ってる気がするんだよね』と付け加えました。
現実としてただただ高校生にしていたような野獣のようなセックスがしたいだけなのに、そんなエネルギーもないし、枯れたんだか童貞に戻ったんだかわかんないですねと。
そういった一連の話を端折って美容師さんにすると『それは良くないですね、相手は見つけるべきです』『自身がないまま生きて行くのはつらいですからね』みたいな慰めの言葉をいただきました。最もです。
結婚相談所もやられているしカットの腕もいいのでいかれてみてはいかがでしょうか?

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勉強すること、身につけた知識、やってきた行動、詰まった思い出、ハードウェアとしてのキーホルダーについた鍵。
その鍵がどんどんなくなっていくことは、今までやってきた自分そのものが消えてなくなっていくようで怖いです。
トー横のぴえんの貧困女子たちは、どうして売春をしてホストに貢ぐのでしょうか?
ホストが人間でいい人で成り立ってる商売でないことは理解をしているはずなのに、とても不思議です。
彼らはもうお金なんてものには価値が無いことに気がついているのかもしれません。
鍵をかけたくなるほどの、もしくは鍵を持ち歩きたくなるほどのズルズルとした大きな感情を持つぐらいなら感情を特大の花火のように爆発して燃やしてしまったほうがいいっていうことなのかもしれないですね。

明日から24日に食べるおでんを仕込みます。

年内に方をつけたい仕事があと5本残っているのに、困ったところです。
皆さんの師走はいかがお過ごしですか?

今年は恵比寿のイルミネーションを見に行くことができなさそうです。