12月に祝日がなくなった代わりではないですが、11月は祝日は2日あるんですね
こんばんわ僕です
秒速5センチメートルを見てきました
まず面白かったです
シナリオの進行が漫画版に近い感じになっているので、劇場アニメだけを履修している方は結構びっくりすると思う
新海誠以外の人が新海誠原作で撮るとこうなるのかーというのも詰まっていたように思いました
結構見終わったあと不思議な感じになりました
諸説あると思うんですが、あんまり遠野くん(主人公)に感情移入することが出来ませんでした
それでもなんか小っ恥ずかしい感じを持つのはちゃんと磁力があるからでしょう
俳優、監督、すべてのスタッフさんが丁寧に作った結果、ものすごくありふれたB級邦画にだったなと
種子島時代のヒロインかわいいなーと思っていたんですが、森七菜さんでしたね、それは可愛い
ラストレターでは松たか子の娘役で岩井俊二監督の本気を感じました
話はずれますが、岩井俊二という監督が特異だなと思うのは、映像表現についてあんまり小手先のテクニックを使ってるように思えないことでしょう
今回見に行った映画はとにかくなんとかしてまとめようと言う努力が見えました
見に行って良くない感想を覚えることはないとおもうのです、でもじゃぁ人生の中で一番良かった映画だった、みたいにはならないと思っていて
例えば今は2025年で、映画は2009年です
パンデミックも地震も起こる前の時代
みんなが怪盗ロワイヤルに夢中になって、ボカロがコアなオタク文化として受け入れられ始めたぐらいの時代
主人公は無愛想で付き合いの悪いできるプログラマ
今だったら許されないけど、当時はたくさんいた
仕様書が読めて、実装が出来て、人と衝突しなければプログラマって会話する必要は殆どなかったから
でも映画を撮っているのは2025年とか2024年なので、当然その背景は現代になってしまう
引いた画を取れない中で、それっぽい風景を描こうとして努力した結果が、新海誠の一番の強みである絵力を捨ててしまうことだった用に感じたのは皮肉だなと
小作品と言ってよい、この映画のコアとなるものが、絵力ではなく作品性とか脚本にすり替わっているのは、アニメにしか出来ない解像感を、現代の実写で出来ないのだと思いました
例えば新宿という一箇所をとっても、ビル群は変わってしまっている
レタッチやVFXを多用しても変わってしまった地形を変えることは出来ない(できるが予算が必要だし様々に考慮すべきことや超えるハードルがある)
過去の映像を使うという手もあったと思うけれども、いずれにせよ精度を求めることは出来ない
種子島のロケット発射のシーンで、不思議なほどに合成の感じが有りましたが、もしかするとリアリティラインのために実写だった可能性があるなと見ながら思っていました
まぁ、色々思うところはあったんですが、くり返しなりますが良い作品でした
遠野くんがなんでこんなに魅力的じゃないんだろうって思ったら、やっぱり本人が持っているはずの魅力的なものが見えなかったのか、もしくはヒロインのそれぞれが魅力的すぎたのかもしれません
漫画版と違っていたのは、主人公の転職先を明確に描いたことでしょうか
吉岡さんもすごく良かったけど、組織と主人公、相容れない主人公を気にかけるお節介な上長という不器用な男を描いたのも新海誠には絶対にない表現でしたね
アニメの実写化について結構賛否があると思っていて、怖いなと思いながら見に行きましたがいってよかったです
この世界にはまだまだ知らない世界があるんだってことを知る良いきっかけになりました
もう夏じゃないし、世代でもないけど、よく考えると17年前?とかの空気感を感じるにはいい映画だったと思いますね、懐かしかったし
劇場には若いカップルや、態度の悪い若い女性客とかで7割以上埋まっていて、この人達は何を見に来ているんだろう?って思いましたが、青春のきっかけとして手に取るにはちょうどよいのかもしれない
人が何に憧れているか?なんて誰にもわかりませんからね
みなさんも気になっている映画があれば祝日もまだありますし、時間を作って見に行ってみてはいかがでしょう
まだもう少し秋の時間はあります
