終末を待つだけの雑記

永久に青春を感じる中年がお届けします

第1回 VTuberハッカソンに参戦したよ

チームKAKUNI

バッハちゃんねる

VTuberハッカソン第一回に参戦してきました。
チームKAKUNIに途中参加させていただき、以下の動画を作成しました。


【#01バッハちゃんねる】音楽室の偉人が美少女になってみた!

そもそもこのハッカソンは応募していたんだけど落選していました。

peatix.com


当日にぼんやりと酒でも飲むかと思っていたところ、参加予定の友達から『病欠の人が知り合いにいてチケットもらえそうだけどどう?』といわれたところ、タイムラインを確認するとすでにアイデアソンとチーム編成終わっている状態で、さてどうしたものかと思ったけど、結局確認してもらったら、参加しても大丈夫ということだったので、前置き長くなったけど参加させてもらうことに。
提供機材リストを見ると、音関係がいまいちぱっとしなかったので、困っている人がいるのではないだろうかと思って、そのあたりの機材をかばんに詰め込んで目黒に行きました。くそ重かった。

【持ち込み機材&追加持ち込みリスト】
QUADCAPTURE オーディオI/F
VT-3 ボイスエフェクター
TUBE MP マイクプリアンプ
SVX4 無線マイク
XM8500 ダイナミックマイク
ヘッドフォンアンプ
モニターヘッドフォン*2
マイクアームスタンド

MacBookPro 13

参加させていただいた時点で、もうアイデアや方向性は決まっていて、どうしようかっていうところだった。
メンバーが個性豊かな人が4人(一人は参加当初いなかった)。
・エンジニア?(後にエンジニアで、チームリーダーと判明、ほーのきさん)
・デザイナー?(後にデザイナー産と判明onigiriさん)
・アクター?(のちに興味を持ってきてくれたいろいろなことをやってくれた方と判明、炙りえんがわさん)
・?
という構成だった。僕は何をするかなと思ったけど、とりあえず様子見をした。
だって誰が誰かわからないし。
ただその時点で、技術全振り、奇抜なアイデアで何かを作ろうというチームでないことはわかったので、SE集めたり、19時の中間発表で使うであろう簡単なアイコンを作ったりしていた。
しかし、viveを動かすPCがないことに気がついて、そこを聞くと、最後の一人がゲーミングPCをとりにいっているということだった。
最後の一人は、
・開発者(エンジニアでVTuberの中の人と判明、ikkoさん)
だということがわかった。

モデルは既存のものを改変するということだったので、既存モデルを動かしながら検証を進めていた。
僕は機材を広げて、とりあえず壊れていないかだけをチェックした。

企画発表後に、さてどうしますかねってなって、本がないですねぇといっていた。
偉人JK化なので、まぁ、よくありがち。なんでもない日常ネタでいいんだけどせっかく一本しか作らないんだから、やりたいこと全部入れようといって、onigiriさんにほーのきさんとえんがわさんと僕で好き勝手いって、30分ほどで本を完成させた。僕の読みでは、2分ほどあったので、長ければきればいいという感じだった。

ikkoさんが諸事情により21時に退出。本は確かその後に完成。
ほーのきさんはVRの開発をしてもらいつつ、確か22時過ぎあたりに声だけ収録をしようと思った。
リップシンクは確かボイスデータからでもできたし、動きながらのほうがとりやすいということだったら、そっちに変えてもいいし。と考えていた。

会議室を借りて本読みをかねて、僕と炙りえんがわさんと本を書いてくれたonigiriさんにと3人で収録。
幸いマイクが2つあったので、バッハとモーツアルトの掛け合いができた。
使用したソフトはLogicX(10.4)、ハードウェアはQuadCapture及びVT-3とマイク2本。
2つの入力を別々のトラックに分けて保存。
多少影響はするけど、なんとなく分かれて録音されることがわかったので、アクターの一人はえんがわさんにお願いすることに。今回のハッカソンでは女性が結局onigiriさんだけだったので、onigiriさんもボイチェンに興味持っていたので、ボイチェンで参加。

使用したテイクは4テイク。(普通の声、二人分、ボイチェン2人分(VT-3、1台しかなかったので))
テイクごとに掛け合い部分でどうしてもずれるのは仕方ないので、後処理でタイミングを調整して掛け合いしているように編集。その後、無音部分をガッツリカットして、バウンス。
リップシンク向けに、バッハ、モーツアルトのみのものも個別にバウンス。
今回使用した音声ファイルは計3つ。
収録時間は約1時間。

f:id:platoronical:20180226225449p:plain

会場に戻って編集をして、掛け合いに聞こえるかをメンバーに聞いてもらう。
最初は無音部分の処理をしていなかったので2重に聞こえたりして非常に不快だった。なので無音処理をした。
大丈夫という返答だったように思う。この時点でえんがわさんが帰られていたかな?

後できることといったら何だろうと思って、ネタに必要そうなSEを集めたり、編集時に必要そうなものを集めたりして、夜中に徹夜組(onigiriさん、ほーのきさん)と、カップお茶漬けを人生ではじめて食べたりする。
世の中にはいろんなものがあるなぁ、って思った。

遠隔で翌日の絵の収録に必要な情報をikkoさんとやり取りする。
最初は、モーションデータをviveから保存して、あとでunity上で、音とモーション、を組み合わせて録画データ作ろうとしてたんだけど、モーションデータの保存がむつかしいということを聞いた。
音を聞きながら動き後付ならヘッドフォンアンプが必要ということだと思ったので、朝取りに帰ってシャワーついでに浴びると思った。
ミニピンからピンジャックへの変換を僕が一つしか持ってなかったので、どうしようと思ったりして、それも相談したりしていた。

自分ができそうなことが目に見えなくなってしまったので、運営の人と話をしたりする。
この辺から朝マック食べるまでの3時間ちょっとぐらいが完全な休憩だった。

二日目の朝、警備員さんに挨拶しながらアカツキに入場。
持ってきた機材を広げて、開発が始まる。
この時点で、すでにonigiriさんとほーのきさんがおきてる。(寝てない二人だな

絵を入れないといけませんね、ということで、Unityの開発を見守る。
いろいろほーのきさんがいじれる機能を作っている。

ここからあまり記憶がない。
OP作ったりしていた気がする。
昼ぐらいに仮のモーションしている動画をもらう。
この段階ではまだモーツアルトが動いているだけだった。(いつの間にかモーツアルトモデルが来ていた?
バッハはリップシンクだけ。(そうだ!リップシンクにやはりはまったのだった)
これである程度動画にしたものを、共有して字幕がほしいね、SEはこれはいらないね、見たいな感じ調整していった。

ikkoさんがvive一台でトラッカー使って2人で収録できる環境を作る。
すごい。
音を複数人で聞くために持ってきたヘッドフォンアンプだけど、そもそも、QuadCaptureをikkoさんの開発マシンにつなげると、プロジェクトがクラッシュすることがわかり断念。
やはり音系は鬼門。

で、何テイクかとってもらって、動画ファイルをもらう。
全部オンラインでやり取りしているので、今考えるとslackさまさまだった。
動画を再生して見ると、音が、なかった。血の気が引いた。
が、何かの間違いだと思って他のファイル見てみるがやはり音がない。
もっかい撮ってもらうように頼むのは簡単だが、それで本当にいいものが作れるのか?それで大丈夫?ほんとに大丈夫?と、30秒ほど停止して、いや、僕なら合わせられる。みたいな変なナルシシズムで、気合で合わせた。
ようは、わかるよ、読唇術じゃん。みたいな感じで、もう速が高まりすぎた結果ですね。まぁ、出来た結果はみてもらうのが一番ですね。
onigiriさんにテロップ用のテキストを作成してもらい、premiereで編集。
3リテイクぐらいして、4時前だか4時過ぎだかに最終稿が出来上がる。

f:id:platoronical:20180226225520p:plain

我々は全員同じ音声ファイルを聞きすぎていて、本当に面白いのかどうかもうこの時点でわからなくなっていた。
僕自身は、『賞はいらない、一笑い、せめて一笑いしてくれれば』と思っていた。

テクニカルなことを話そうと思ったけど、まぁ、編集のキャプチャがあるのでそれで察して下さい。
いや、違うんだ、僕はテクニカルなことしてないだけなんだ。

【僕の使用ソフトウェア一覧】
Photoshop
Illustrator
AfterEffects
Premiere
MediaEncorder
LogicX
WavePad

【最終結果】
Tsukumo賞
AVA賞
最優秀賞

いただきました。(かみしめるよろこび)

最後にチームのメンバーにしていただいて本当にありがとうございました><
遅刻してきた僕を招き入れていただいて本当にありがたかった…。
最高の二日間でした。深夜のお茶漬け美味しかったね!

写真は一枚もないんだけどな!

お付き合い頂きありがとうございました。

ブログ書いたんだけど、イマイチだった

なので投稿ができなくなった。

明日、パソコンが来るのでそれの紹介でもしようかと思う。

部屋が汚すぎて、どこで撮影スべきか迷うロtコロではあるのだけれども、それは部屋を片付ければいいという話だと思いつつ、机の上は部屋なのか?というシンプルな疑問もありつつ。

まぁ。

そういえば、先日昔の同僚と飲む機会があって、みんな変わってしまったような変わらないような、年だけ取ってしまいましたねぇってなった。

僕は最近本格的にもう結婚を諦めてしまいましたね。

 

おわり

いやですだめですいけません 感想

そもそもは宇宙さんが出る舞台だからということで何の下調べもせずに行ったのが間違いで、…というか、宇宙さんが出る舞台は本人が『私は自分で出る舞台を台本読ませてもらってから出演させてもらってるから、絶対に面白いよ!だから来て!!』というのを本当にそうだったなぁ、という感じで痛感させられた舞台だった。
自分ではまず見に行かないタイプのブラックユーモアと設定のものなのだけれども、こう、深夜とかに変なテンションでドラマ見たらはまっちゃって、毎週欠かさず見る、みたいなタイプのホンだったなぁ。と。改めて思った。
シンプルに面白かったので、それは初日を見て抱いたぼんやりとした感想だったのだけれども、千秋楽の、どこか新喜劇も感じさせられる流れるようなお芝居は、生々しかったし、そこにキャストというよりも、その世界が本当にあるようだった。

主人公のライサクさんという一見どこにでもいる中年の職員さん役が本当にいい味を出していて、とにかくかっこいい。
どんなふうにと言われると、不器用さが転じて、真面目さが仇となっていって、心に深い傷を負っていくところなんだけど、なかなかこういうタイプの主人公は報われない。けれどもそんな主人公の周りでは彼を陥れるためではなく、もしくは彼の全く関与しないところで、かっこいい男たちがいて、その登場人物たちが、直接的にではなく、主人公のライサクを深く深く傷つけていく。
優しく、儚く、人間はもろいものなんだと、ただその脆さの一歩手前で踏みとどまる生き方を一生懸命さを見せつけられるのは、人間として深く共感したし、あまりにも感情移入をしてしまった。

人間は優しい。けれどもその優しさは、あまりにも罪深い。
彼は、ずっと昔に一線を越えてしまったのだ。
だけれども、その一線を超えたことを本人は知らなかった。川を渡ることで、その夜があったことで、遠い昔に越えてしまった一線を具体的にしてしまっただけなのかもしれないと思った。

宇宙さんが演じるツルギ役は、本当に主人公を倒す聖なる剣だった。
ツルギはあまりにも鋭く、主人公を突き刺した。あまりにも実直で眩しく鋭い刃は、彼を動転させるにまで至った。
自分の過ちを自身であまりにも強く理解していたはずのライサクの心を、映し出す鏡だった。どんなに後悔しないと決めていたことだろうに、その彼を絶望の底に突き落とす役立った。それも、彼が行ったように本当に実直なやり方で。

正義はどこにもあった。
誰もが正義だった。だからそういう意味では、ナリタも自分を貫いた主人公の一人だった。
色々と突っ込みどころが多く、そういうキャラクターなのは理解しても、彼は自分の美学を曲げなかった。
と言うか、このホンに出てくる人間でやわな精神の持ち主は誰一人としていない。
弱くはあっても、誰かに振り回されるだけの人間はいなかった。

この本を書いた人は改めてすごいと感じている。
そしてこのホンが公開された所に居合わせることの出来た幸運に僕は感謝したい。
きっとこのホンは愛されたものになるようなきがする。

宇宙さんが好きだから、このチケットを手にしたけれども、大人の麦茶って劇団が愛されている理由は、キャストのまた裏方含めたすべての人があまりにも実直なんじゃないかっていう気持ちにさせられる、清々しいチームを作っていたんじゃないかって、思う。
でも宇宙さんが好きじゃなかったら、このチケットは手にしていない。
僕は、オタクで本当に良かったって思っている。
こういう幸運があるから、本当はもっと外に出て、自分自身の糧となるようなものを見てくるべきだった。
僕はあまりにも自分の内面へ進みすぎてしまった結果、そこには何もないんだと気がついてしまったから、それでは、じゃぁライサクと同じようにただ実直にすすむしか無いのかもしれないって思い始めていた。
それも良い、でもそうじゃないんだよって、ツルギが教えてくれた。

宇宙さんのあまりにもすんだ眼差しや振る舞いや、美しい声や、そういったものだけで感動したわけではないと、思いたい。

再演があったらどうだろうかと今ふと思った。
でもその時、僕はもういかないと思ってしまった、なぜなら僕の中での最高のキャストは今回のキャストだったと思う。一分の隙間もなくベストキャストだった。僕の中のとっておきの宝箱の中にしまっておきたいと思ってしまっている。

話は逸れるのだけれども、何らかの漫画やアニメの原作がアニメになったときに違和感をあまり感じる方ではない。
どちらもそれなりに好きだと思えるからだ。

でも今回の公演についてようやく原作厨、オリジナル厨という言葉を感じる事になりそうだ。
本当に素敵な時間をありがとうございました。

大した感想じゃないけれども、僕の中のふわふわしたものはこんな感じの文章になった。