終末を待つだけの雑記

永久に青春を感じる中年がお届けします

ランチ時のなんちゃらpayでの話への正直な所感

でかい台風が来ているようで、本当にでかいので台湾は大丈夫かな?という話をしていたりしていました。
こんにちわ僕です。

今はお昼の時間で12時前。
午前の打ち合わせを終え、午後からの作業について考えていたりしたわけなんですけど、ふとランチについて考えたわけです。
というのも、誰かのツイートで、2%を払ってほしいお店vs2%を出したくない消費者、というような投稿を見て、なんちゃらpayのはなしかーとおもい、そもそも2%の手数料差し引いてもやっていける値段でランチの料金考えるべきなんじゃないの?と思ったりしたわけです。

しかし待てよ、という気持ちにもなり。というのは、980円のランチ定食だった場合、2%を上乗せすると、千円が目の前に見えてしまい、消費者心理的に出しづらい価格になるのだろうか?とか。
事実ラーメン業界では1000円の壁というものが存在しているらしく、敷居の高そうなラーメン屋でないとなかなかラーメン単体で1000円以上の根付をすることが困難だと聞いたことがあり。
なるほど確かにそれはそうな気もするなぁ、と勝手に納得したわけです。

ではその千円というものの障壁がどんなものかと思ったところ、ランチの平均端が知りたいと思いググりました。
こちらの記事が一番上に出てきたので2019年のデータですが添付しておきます。

hitosara.com


アンケート対象が360人ということでかなり偏っているとは思いますが、一旦これを信じると、ランチに1000円以上出すと公言している人は1割ほどしかいないという結果。
更に500円以下だというのが1/3いるということで、多分この方達はコンビニでもお弁当を買うわけではなく、カップ麺+飲み物とか社食とかまぁそういう人たちなんでしょう。(昼食を外で食べる時の平均予算とありますが、これは。。。吉野家・・・?)

あまり関係ないですが、家系ラーメンのラーメンの相場が650~850円程度(僕調べ)。博多豚骨のラーメンが500円~750円程度・替え玉は100円~150円(僕調べ)という感じがしています。
更に町中華のランチ定食メニューが、ばらつきはあるものの650円~900円程度(僕調べ)、メニュー内に1000円を超えてくるものもありますが、まぁ、なんかざっくりこんな感じに思います。
逆に1000円を超えてくるランチメニューだと、1000円というぱっきりとした数字はあまり見かけずに1300円前後のものから1800円程度の2000円を超えないようなゾーン、2000円を超えるとなんかもう青天井という感じなので、そう考えるとボリュームゾーンとしてそもそも1000円未満なのだという印象はたしかにあります。

定食の内容的には、メイン、サラダ、ご飯、汁物、漬物、+α甘味、という構成が多い気がします。(小鉢がついていたりもするでしょう
近所の町中華(上野)だと、これで750円です。
僕がこの中で食べないものがドレッシングのかかったサラダと漬物です。で、残すの悪いなと思うので、ライスは小にしてもらってドレッシングを抜くというオーダーを割と多くします。
蛇足ですが、こういうオーダーをするのであまり人と食事に行きたくないわけです。
もちろんちょっといいにくそうな場合は、そのまま注文しますが残すことになるので、結局気まずくなります。
人と食事に行くのは気を使うのでビュッフェのほうが随分と僕は気が楽です。食べなくていいですしね。
まぁ、これはどうでもいいことです。

そこで2%について考えてみます。750円に対しての2%は15円なので、お店とすれば単純に手数料が嫌だということであれば2%上乗せしてメニューに記載をすればいいとなります。
しかし、価格改定にはそれなりにコストがかかります。画像の準備や印刷代、あと消費税の計算など。正直にやるときっと回収するのに時間がかかるでしょう。更に釣り銭の面倒くささを考えると現金相手のお客さんに対して何故か会計時に15円引きをされるサービスをされる可能性があります。
となると、お店としては価格据え置き750円を実現させるためににコストの見直しを迫ることになります。
どちらにせよ手間です。

僕は経済についてよくわかっていない素人なので、何が正しいのかと言われるとわからないのですけれども、結論だけ言うと、そもそもランチに1000円出す出さないというくだらない論争があるので、好きなもの食べればいいと思うし、『食べれない』っていう意見は貧しいので却下できるような世の中目指したほうがいいですよね、という姿勢を大前提に置きます。
その上で、2%を追加で払いたくない勢に対して申し訳ないけれども理解ができないことを表明します。これでコスト感ないって言われるならしょうがないんだけど、僕が言いたいのはその2%云々をごねてる人たちは多分おそらく年々上がり続けている社会保険料や年金などを見てないからそんなこと言えるのだと思うのです。

これもぱっとググった記事なのでもっと適切なものがあるかもしれませんが、2019年の記事で直近13年で厚生年金率が35%アップしている、というタイトルが目に付きます。

president.jp


この記事のインパクトは、厚生年金保険の料率と、実際の手取りのおおよその遷移が書かれているところです。
これによると年収500万円の額面の人だと2009年に403.4万円の可処分所得だったのに対して、2017年には393.4万円と10万円減っていることがわかります。
そうなると、ほんの少し昔の人に比べて現代の人は10万円使えるお金が少ないわけです。
これはいろいろな経済の話に渡ると思うし僕が書くことではないと思うので専門家にお願いしたいですが、我々はなんか知らんがベースが変わらなければ使えるお金が減る、という、額面が据え置きのままならどんどん可処分所得が減る社会に生きている、と言えそうです。

なので、2%どうこう言ってる人は、目の前の飲食店に対して損した得したとかいうのではなくて、それよりもまず自分の給与明細を見直してぎょエピー!ってなったほうがいいと考えています。


節約したいならすればいいが、お店だって仕入れの原価は高くなっているのだし、相対的に円の価値が下がっているので諸外国との貿易にも強くはでられないわけで、ものが色々と高くなっている中で飲食だけが昭和の値段にあるとおかしなことになるというのは皆さんわかっているはずです。
しかし、ランチ営業というのはお店にとってもいろんなインセンティブがあるというのは事実なのでこれはその恩恵の一部に預かっているということで、皆さん緊急事態宣言などで非常に困ったと思います。それを踏まえて外食産業は我々の生活にはある程度欠かせないものになってきているので、ランチを食べたあとのお会計で2%多く乗っていても気づかないふりをして、午後の仕事に精を出すのが良いのではないでしょうか?
きっと前向きな姿が評価されて、ランチの2%なんて昇給ですぐに取り返せると思いますよ。
そういう社会であってほしいですね。

 

今日は朝ごはんを食べすぎたのでランチに行かないということを決めた僕でした。