終末を待つだけの雑記

永久に青春を感じる中年がお届けします

この、サマータイムレンダがすごい!!

こんにちわ、僕です。

サマータイムレンダを読んでいたら和歌山県が懐かしくなりました。
僕は和歌山県和歌山市が出身なんですが、サマータイムレンダを書いている田中先生とは小学校中学校の同級生で生年月日も一緒ですが、別に親しくはなかったと思います。
まぁ、それは割とどうでもよくて。

 

サマータイムレンダ 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

サマータイムレンダ 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 
サマータイムレンダ 3 (ジャンプコミックス)

サマータイムレンダ 3 (ジャンプコミックス)

 
サマータイムレンダ 2 (ジャンプコミックス)

サマータイムレンダ 2 (ジャンプコミックス)

 

 

サマータイムレンダを読んで本当に感動して、何に感動したかというと、方言です。

そもそも皆様は和歌山弁というものをご存じでないと思います。
関西にあるっていうのが知っている方は、関西弁なのかな?とか、西日本の訛りなのかな?
みたいなことを想像されると思いますが、訛りにつては西日本のそれなんですが、言語としてはかなり特殊な部類なんだなと改めて考えさせられました。

僕がよく東京にいて、『関西?うそー、えー?』といわれることがありますが、和歌山弁をこういう風にして表現されてみるといかに特殊かということがわかります。
以下に勝手にマンガのコマ(冒頭1話から抜粋)を並べてみるのですが、おそらく違和感を感じると思います。
慣れ親しんだ関西弁ではないというか。

読んだ時にあまりに懐かしくて、そんななー、(そんな感じであった)と思ったわけです。
そもそも和歌山弁には敬語というものが存在しない地域といわれています。
漫画を読めばどうしてそんなことになったのかというのの一端を見ることができると思うんですが、少しだけ解説します。

たとえば『すんだことはしゃあないやろ・・・』という主人公のセリフがあるのです。
これは、『終わったことだし今更どうすることもできないでしょう』という諦めや『過去は戻らないので何も言うことはできない』とか、関西弁で言うと『終わりや終わり』とか『終わったんやし仕方ないやろ』みたいな言い回しになります。
『しゃあないやろ』という言葉を一つとってみても、『仕方がない』『どうすることもできない』『あきらめよう』『まぁいいでしょう』『おわり』『そうか』みたいな感じで意味がいっぱいあるわけです。

ということを考えて、和歌山弁というのはほかの地域で非常に使いづらい言葉であるのではないかとふと思ったのです。
僕は結構曖昧に返事をしますが、元体験として、一つの言葉の持つ多様性の中で生きてきた事も関係しているのかもなぁ、ともいいように解釈すれば思いました。

まぁ、そんなたいそなことちゃうけどな。

閑話休題

和歌山人は、『ザ行が言えない』とよく聞かされてました。
どうなるかというと、和歌山大阪間を走る南海電鉄という私鉄に『特急サザン』というものがあるのです。
でも車掌さんは、ザ行が言えないので、『え~l、皆さまー、本日は特急サダンにご乗車いただきましてー』みたいになるわけです。
なんや、特急サダン・・・。
まぁ、こういった笑い話がいろいろあるわけなんです。ほんとうにどうでもいい。

和歌山といえば、人口は減っていく一方なので、和歌山弁についてもどんどんしゃべる人は減っている気はします。
そういえば和歌山に一緒に行った友人が『言葉がわからなかった』と言っていたのを何となく思い出しました。
最近その話をすると、『ハワイのほうが言葉が通じる』とかマカオのほうがわかる』とかいうのです、その友人。
当時はそんな馬鹿なと思ったんですが、もしかするとその友人のほうが正しいのかもしれないと思いました。
和歌山県は日本でありパスポートももちろん必要ないわけですが、3方山で囲まれ、残る面は海という立地は、意外に孤独なのかもしれないですね。

余談が長くなってしまいました。

舞台となっている島は、友ケ島という島で南海フェリーを使っていくことができます。
本来無人島ではありますが、夏場だけ売店とか立っています。(今はどうか知らない)
この船が、超赤字航路なので廃止に一時期なりそうだったんですが、今もまだあるはずです。
友ケ島には何もないですが、小さなスタジアムみたいな集会所なのかわからない跡地や、戦時中の弾薬庫や防空壕の跡地、明治時代のものらしいのですが、遺跡なんじゃないのこれ?というものがたくさんあって、割と楽しいです。
ちなみに、この友ケ島というのは俗称で、沖ノ島虎島、神島、地島という島をさしているようです。
神島と地島は完全に無人島で、本当の意味でだれもいませんし、おそらく何もないです。
地元の漁師に頼んでいくしかないですが、いったところで何もないんですが、なんでこんなにも完全に無人島なのか気になりますよね。
僕はその理由は知りません。
さいころから沖ノ島に何度かいったことがありますが、そのたびに、なぜ向こうの島には行けないのだろとずっと思っていました。

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この作品が売れてほしいなと思う気持ちと、田中先生がもっと売れてほしいなって思う気持ちと、郷愁を感じました。
次は4巻が1月かな?に出るので、よんでない方は是非読んでほしいなと思います。
作品の内容については、きっと誰かがレビューしてくれてるんじゃないかな?と思っています。

あ、グリーンソフトおいしいんで食べに行ってください。それからグリーンコーナーに行って、てんかけラーメン食べるのもいいです。

和歌山が存在する間にな!!!