終末を待つだけの雑記

永久に青春を感じる中年がお届けします

録音したら純粋に下手くそだった

習うより慣れろ、という言葉がある。

僕は歌うのが好きだ。歌ってみたを恥ずかしながら公開していたこともある。今でもその跡地はあったりする。しかし、跡地なのだ。自分で聞いてあまりにも聞けたものではないと思って消した。
数年後しに。
しかし、自分がそんなに歌が下手くそなのか、声からニガヨモギの香りがするだろうかと検討してみたが、恐らくそんなに下手ではないし、ニガヨモギの香りもしない。(その代わり酒臭いかもしれない。なんだよニガヨモギって)

カラオケに行くと、「あ、この人上手いな」って言う人がいる。
そういう人はその曲を愛しているしよく聞いているし、何度一緒にカラオケに行っても同じ歌を歌っている。
いわゆる十八番というやつだ。
多分何百回と歌っている妥当、再生回数なら4桁に行くかもしれない。
知らないうちにその曲は自分の分身みたいになってるし、歌詞も覚えてる。
うまくならないわけがない。
だから本当に彼らはうまいのだ。

僕はどうだろうか、よく歌いがちな曲はあるが、「これ歌っとかないと次来た時消えてるんじゃないだろうか」とか、「最近ちょっと聞いた曲入れてみよう」とか、そういう意味で選挙区に全く一貫性がない。
当然数回しか歌ってないような曲ばかりだ。
歌い方やボイトレをやっても得られないものがあるとおもう。
おそらく、僕からニガヨモギの香りがするほどにその曲への親しみというものがないのだ。

たどたどしい発音に雰囲気で乗り切ってる(全く乗り切れてない)メロディラインなんかはそのせいだ。
圧倒的な練習不足。
言い訳というか、それに気がついたのは、残念ながら今年に入ってからだ。

「防人の歌」をやたらうまくうたう当時の友人だった男がいた。
カラオケに何十回とその男と二人ではいった。8時間パックとかヘタすると16時間ぶっ通しとかで。それを何十回。
僕は同じ会に同じ曲をセレクトしないように選曲していたけれども、彼は「防人の歌」を、2時間に一回ぐらいのペースで挟んでいた。
難しい曲だ。行けば行くほど彼はうまくなっていく、でもだんだん耳が慣れてくる。
思えば僕は麻痺していた。
彼は相当うまかったのだ。他の曲もそうだが、「防人の歌」が。

先天的とも言えるほど歌のうまい人間もいる気がする。
けれども、彼らは僕とは違い、曲を、歌を理解している。
僕には歌いこみという意味で徹底的にやっていく気持ちが足りていないのだ。

口先で歌ってるような感じになるのはその通りで、口先で合しているだけなのだ。
メロディの端っこのようなものを薄くなぞっている。
それではうまくならない。

この辺はだからきっと、自分に染み込むうほどに歌うしかない。
なれる土日肉になるほどに歌う以外ない。
引っ越しがどのタイミングでできるかわからないけれども、できたらそういうことをしよう。
もっとipod的なものを活用しよう。

アタリマエのことに対する気付きが、本当に僕には足りていないし、日記で裏でつけていても結実した試しがないので、おもてに書いておこうと思った。
読んだら思い出す。きっと。