世界の果てで終末を待つだけの雑記

患った中二病は30代になっても僕を蝕む

【プロット-21】待ち人は来た

21日め

 

スカッと晴れた日曜の午後、暖冬だとは言われていたが、やはり冬はさむい。モヤイ像の前で待っているのは、人人人。ぼくは来ることもないであろう人を待って、タバコに火をつけた。いつも物語は唐突に始まる。今までがそうだったように、これからも。あの、スミマセン。ぼくの目の前に立ったのは、消え入りそうなほどの美少女。うっかり見とれたぼくに彼女は、冬のように冷たく、聞いてます?と尋ねた。ちょっとお願いしたいことがあって。そう言ってぼくは彼女の大事な人を探す。それが自分も探している相手だということに気がつかないまま。

 

終盤戦も終盤戦である。

まだ安心はできない。