終末を待つだけの雑記

永久に青春を感じる中年がお届けします

【プロット-18】久しぶりの純愛

18にちめ

営業日は今日を含めてあと5日!!!

 

初めてのキスは、他のキスと随分と違っている。そう思ったのは30を過ぎて、恋人をこっぴどく降ったあと、酒を飲みながらぼんやりしている時だった。一つ年上の先輩の結婚式で、初めてのキスの人にあったが、一言も声をかけなかった。もう終わったことなんだと、はっきりとわかっているくせに、それはわかりたくないなと心のどこかで否定し続けている。まだ唇の感触を覚えている。それがその人のものであったのか、それとも別の人なのか、今となっては確認のしようもないのだけれども。恋をして、キスをすることも、唐突なキスも、僕には両方が等価ではないが大切なことのように感じる。30になって日和っている。そんな日和ったアラサーの純愛模様を描く。

 

日和ってる。