世界の果てで終末を待つだけの雑記

患った中二病は30代になっても僕を蝕む

【プロット-15】 星の降る夜に

15にちめ

 

恐ろしく美しく透き通った空の向こうで行われる流星のシャワーを背に、二人は抱きしめあった。まだ幼い二人だったが、世界にはもう多くのひとはおらず、様々な文明というものが終わってしまった世界だった。道具というものがことごとく無くなって行く。例えば燃料一つとっても、備蓄されているもの以外、新たに生成することは不可能だった。だが人類は忘れることを覚え、新しいものを覚えることをやめてしまっていた。大切なことも、大切だという感情も、そのときにはあっても後には何も残らない。記憶は残滓となって少し止まりそして消えた。だから物語を人々は必要としなくなった。積み重ねることの重みを忘れた人間という入れ物が、本来的ではない愛を紡ぐ物語。

 

なんか終わりが見えてきた感じがあるが、気は抜けない。