終末を待つだけの雑記

永久に青春を感じる中年がお届けします

思っている以上の速度で時間が流れていく、まるで僕に何かを取らせないかのように

ハーゲンダッツ以下の殺風景 をえんえんとリピートしている。久しぶりの自分の中の大ヒットで、いつものさんから教えてもらった。こういうのを聞いていると自分には想像力というものがすごく欠如しているのではないかと思ったりする。すごく、凄く凄く、自分が物を書いていく素質が無くて、人の心を揺さぶるようなものを書けないんじゃないかと思ったりする。この曲には青春の菅手が詰まっているような気がする。気持ちの揺れ・友達・恋・わからない事、それから自分自身の不理解。

 

ついに、目にした風景 

 だけどなんにも浮かんでこない 

 寂れた夜景を見てわかった 

 

 わたしとあなたは永遠に 

 悲しいくらい他人なんだ

 

このフレーズが延々と心を締め付ける。何も亡くなった事務所で一人4時間近くこの曲をMBAで流して、いろんなことを考えようとしたけれども無理だった。殆ど何も考えることができなかった。下らないフレーズをついったーに垂れ流しながら、僕はどうしてもその何もない部屋の中で暗くなるまで一人だった。独りぼっちはさびしいもんね、と誰かが言っていたけれど、全くもってその通りだった。そのあとに仕事の予定があって、打ち合わせをしたのだけれどもあまり僕には届かなかった。自分のペースが分っているつもりだったのに、全部狂ってしまったような気がする。僕は誰でどこにいて、……だけどそういうのって、もう遅いんだって、前に進むかどうかはわからないけれども、足を踏み出すしかないんだ。年齢だ。僕はいい年になってもいつまでも華奢でナイーブな少年じゃないんだ。もう僕は子供じゃない。だから子どもを守っていかなきゃいけない。でもその覚悟が無い。わからない事ばかりだ。だけどもうわからない分からないと言って逃げることは許されない、怖いことも楽しいことも無価値だと思うことも嫌なことも全部ひっくるめて生きていかなきゃいけないんだって思うと、とても自分にそんなことができるのかって思うことはたくさんある。だけどそうじゃなくてもっとシンプルに考えて僕は自分の生活をしていかなければいけないし、自分自身が幸せにならなくちゃいけない。

 

8時過ぎに目が覚めてしまって、9時半までメッセージで相手をしてもらって、もうこれ以上はメッセージを送るのをやめようと思って、そうしたらいつの間にかまた眠ってしまっていた。起きたら14時だった。体内時計が狂ってしまっているみたいだった。8時の太陽は狭い窓から光を僕に届けようと懸命だった。でも僕の部屋は薄暗くその光は届かない。僕は首を横に振ってポツリポツリと返ってくるメッセージをうれしく思って、一文字一文字をゆっくりと読んだ。クリームパンを食べて牛乳を飲むと、下したお腹をトイレで処理した。歯を磨いたけれど、全然自分の歯じゃないみたいだった。くしゃみをして、疲れを感じた。眠っているはずなのに全然眠れていなかったんだと思った。

 

どうしようもなく僕は今一人なんだと思った。