終末を待つだけの雑記

永久に青春を感じる中年がお届けします

ゲルニカ

中村一義の曲にゲルニカという曲があるのだけれども、ピカソの絵にもゲルニカという曲があって、高校演劇にもゲルニカという演目があって、最後の高校演劇のゲルニカの戯曲を探していたのだけれどもついに見つからなくて、高校の時の同級生に言ったらもっているという事だったので、コピーして送ってもらうことになった。

僕にとって特に思い出深い本ではなく、どちらかというと好きではない部類の話だったように記憶しているのだけれども、何となく気になって仕方がなかったので、ググってもググっても資料が出てこないので、これは仕方がない、と思った次第である。そもそも戯曲自体あまりインターネットとは親和性が高くない。これは古書にも同じことが言えるかもしれない。

もしくはまだクロールされていないだけで、そのうち10年と語った後にはアーカイブされているのかもしれない。わからないけれども。僕にとっては今ゲルニカという本を手に取りたいと思っただけなので、10年後はどう思っているのかはあまり関係がない。

 

仕事があまりうまくいかないからと言って、何かに逃げるようにしてあれが欲しいこれが欲しいと思考の上で逃避を繰り返していたのだけれども、こればかりは本当に良くないなと思ってやめた。そもそも本当に欲しいものなんて何一つとしてないのかもしれないし。

 23日の朝11時半に起きると、お客さんから2度も電話がかかっていた。

困った困ったと思ってはだけ磨いてコールバックをすると、非常に仕事の進捗が不味いというお叱りを頂き、会社に来るように指導いただいた。雨の降る中僕は電車に乗り込み、一通りの打合せをして、帰ってくると、電車の中で雨が雪に変わり、ゆっくりと深々と降る雪は積もっていった。駅を降りると、ゆきは新雪のようにギュッギュという音を立てて、踏み込まれた。帰っている最中もゆっくりとゆきは積もっていった。

今はもうやんでいる。朝にかけて凍るのか、それともただの水たまりになるのかはわからない。

どちらにせよ、きっと朝にはそれは白いものではなくなるという事だけだ。